Moonlight City ようこそ、夜のサンシャインシティへ

フード研究会 Vol. 38

インバウンド人気も上昇中「粉もん」を研究!

今回は、昼間はIT系ベンチャー企業で働き、夜は趣味のグルメ分析に命をかけるグルメインテリジェンス《30代前半サラリーマン/アツシ》が、海外でも人気のお好み焼きで”焼きニケーション”を研究。

What's フード研究会

2020年最も注目すべきお店はここ!
池袋にあるサンシャインシティ、ショッピングからレジャーまでまるっと遊び尽くすのはもちろん、グルメの宝庫でもあり、どんなシチュエーションにもマッチするレストランが揃っています。私たちは、“夜”メニューを食べ尽くす「FOOD研究会」。

めんどうなほどに、面白い「粉もん」の美学

豚モダン焼き(1,166円)

サンシャインシティの入口からエスカレーターを降りて地下道を少し歩いたところにある、美味しいお店やお酒が揃う「味の小路」。その中でも人気の「ぱすたかん」がリニューアルし、お店の雰囲気がより明るくなっていい感じだ。そんなぱすたかんが最近の仕事帰りの寄り道スポットになっている今日この頃。すっかり常連面をして店長との焼きニケーションも板についてきたので、そろそろ誰かと行ってみてもいい頃かな?と思っていた。

そんなタイミングで仲良くしておきたいクライアントさんと現場立会いがあった。立会いも順調に終わり、時間はまさにムーンライトシティドンピシャ。さりげなく“粉もん飲み”の探りを入れてみたところ、あっさりとコンセンサスが取れ、今夜は「ぱすたかん」焼きニケーションで仲を深める作戦だ。

COEDOビール(594円)

まずは仕事上がりのビール…だが、ここでは「COEDOビール」が飲めるのだ。さらに味も3種類揃っており、キリッとした飲みごたえで程よい苦味もあるラガービールの伽羅やホップの香りが香ばしく優しい口当たりの瑠璃などビールのチョイスだけでも会話が弾む。私は初めてお目にかかる紅赤をチョイス。琥珀色のプレミアムエールでこれからの季節にも最高だ。

さぁ、お腹も空いていることだし、がっつり焼きそば麺の入った「モダン焼き」をオーダーしてみよう。こちらは自分で焼くこともできるが、今日は失敗もできないので店長に焼いてもらうことにした。

じつはこちらの店長、なかなかお美しいお嬢さんなのだが、高校時代のアルバイトから店長になったという15年キャリアのベテラン。その腕は社内コンクールでも焼き部門で準優勝というお墨付き。空気を含ませながら混ぜるなどそのテクニックはもちろん、巻き込みトークで連れにもきちんと話を振ってくれるので、焼きながらも会話がまた楽しい。今日はお好み焼きをひっくり返す時のテクニックなどを教えてもらった。

焼き上がりのマヨアートも美しく見事で、ちょっと鉄板に溢れたソースやマヨがじゅわぁっと食欲をそそる。ふわっと焼きあがった生地は、ほのかな卵の甘みを感じることができ、中に入ったキャベツや紅ショウガのアクセントが良く効いている。焼きそばもしっかりと生地と一体化していて、麺だけが浮いてしまうということがない。このシズル感と映えるプロポーションをアナリストはどう評価するだろうか?

まるごと博多明太子もんじゃ(1,166円)+チーズトッピング(165円)

今日さらに仲良くなれたクライアントの彼がもんじゃ焼き未体験というので、そちらもオーダー。土手を作り、キャベツがしんなりしてきたところに生地を注ぎ込み、平らに伸ばしたらそのままヘラで突っつく。とろりとのびる餅、そして明太子の旨味がガツガツ食べたくなるほど美味しいが、ここは焦りは禁物。ちょこちょこと熱々を食べるスタイルがまさに”おつまみ”としてパーフェクト。お酒もすすみ、話も盛り上がる。まさに同じ釜の飯ではないが、同じ鉄板の上から食べることで、より一層距離が縮まっている気はする。

さぁ、一通り食べ終わったが、先ほど店長からひっくり返すコツを聞いてしまったものだから、今なら確実にトレースできそうな自信が湧いてきた。我々もどうしてもやってみたくなり、お好み焼きを追加オーダー。
このお店の居心地の良さも相まって、ついつい長居してしまうなぁ。

外国からのインバンウンド需要を考えると、この店のようなジャパニーズ感、そして豚や牛など宗教的な問題にも対応できるところに、容易にキャズムを超えられるポテンシャルを感じた。やはり2020年最も注目すべきお店だ。

池袋ぱすたかん

場所:アルパB1
L.O:フード22:00/ドリンク22:15

Reporter

アツシ
30代前半サラリーマン

初デートは映画館がいいというが、お好み焼きもまた然り。焼くことで作業が増える分、沈黙も減るし会話も増えるだろう。今の時代、飲みニケーションより、焼きニケーション!